お金のことだからきちんとしよう!現金書留の正しい書き方送り方

封筒

会社の事務処理には、お金を扱う仕事が多々あります。

取引に関するお金の振り込み、給料の送金、面接の交通費の送金、商品を扱う企業では返金処理もあるでしょう。

多くの場合は相手の振込先を聞き、お金を振り込むということになりますが、相手の振込先がわからない場合や、相手の手間を考えると、現金で郵送する方法をとることも多いのではないでしょうか。

この場合、ご存じのように現金を送る際に必要になるのが「現金書留」です。

本記事ではそんな現金書留について書き方送り方をご説明いたします。

現金書留とは

現金書留とは、現金を直接送ることができる郵便です。

一般書留のひとつで、引き受けから配達までの送達過程を記録し、万一、破損したり届かなかった場合は実損額が賠償されます。

送ることができる現金は、お札だけでなく小銭も封入可能です。ただし、専用の封筒に入れることが定められていますので、小銭が入りやすいからと別の封筒に入れたりしてはいけません。

そもそも「書留」とは何?

配達過程が記録され、賠償もある制度です。

郵便物の引き受けから配達までの郵便物等の送達過程を記録し、万一、郵便物(ゆうパックは除く)が壊れたり、届かなかったときに、原則として差出時に申し出た損害賠償の範囲内で実損額を賠償してくれる制度です。

現金は現金書留以外で送れない

現金は普通郵便ではなく、現金書留で送ることが「郵便法」で定められています

普通郵便はもちろん、ヤマト運輸の宅急便や佐川急便の宅配便、西濃運輸や福山通運でも同じことで、どの会社でも送ることはできません

郵便法の記載

第17条 現金又は郵便約款の定める貴金属、宝石その他の貴重品を郵便物として差し出すときは、書留(第45条第4項の規定によるものを除く。)の郵便物としなければならない。

内国郵便約款 – 郵便局

郵便法17条の違反について

普通郵便で現金を送ってしまうと郵便法17条の違反となります。しかし、罰則が定められているわけではありません。

ただし、故意に送っていることや常習的に行っている場合は郵便法18条1項により罰金刑となる可能性があります。

違反してしまったらどうなるの?

普通郵便の中に現金が入っていることが発覚した場合、立会開封の案内の通知書が送られてきます。この通知書とともに本人確認資料を持参して指定の郵便局へ行く必要があります。

悪質性や常習性がない場合に限り、自分が受取人である場合は次の選択を選ぶことができます。

  • 手数料を払い現金を受け取る
  • 受け取り拒否をして差出人に返還する

これは知らずに違反してしまった場合ですので、ルールを守り、現金は必ず現金書留で送りましょう。

封筒の種類

現金書留を送る際は、専用の封筒が必要です。

大きいサイズと小さいサイズの2種類が用意されており、荷物のサイズに合わせて使用します。また、大きいサイズは定形外扱いとなり、小さいサイズは定形郵便となります。

専用封筒は郵便窓口でのみ購入することができます。料金は両サイズともに21円となっています。

大きいサイズ(定形外郵便)
縦19.7cm×横11.9cm

小さいサイズ(定形郵便)
縦21.5cm×横14.2cm

現金書留の料金

現金書留は、普通郵便の料金とは設定が異なります。

料金は普通郵便の基本料金に加え、損害賠償額に応じた手数料と封筒代金の21円が必要です。

速達で送る場合

速達で送付した場合は、速達の追加料金が加算されます。
重さによって加算料金が変わってくるため利用の際はしっかり確認しましょう。

250gまで:プラス290円
1Kgまで:プラス390円
4Kgまで:プラス660円

基本料金の計算方法

基本料金は、封筒のサイズと重さで変わってきます。ここでは小さいサイズの封筒に入れた場合と、大きい封筒に入れた場合に分て、それぞれの重さの料金をご紹介します。

小さい封筒に入れた場合

定形郵便のサイズであるため25g以内は82円50g以内は92円となります。

大きい封筒に入れた場合

定形外郵便の扱いになり、50g以内は120円100g以内は140円というように重さによって料金が上がっていきます。

手数料

損害賠償額1万円までなら435円
さらに5,000円ごとに+10円加算されていきます。(上限50万円)

料金例

例:現金を小さい封筒に入れ、合計の重さが25g以内だった場合

定形郵便82円+手数料435円+封筒代21円=538円

送り方

現金書留を送るにはいくつかステップがありますので、ここではステップごとにひとつずつご説明していきます。

宛先を記入する

封筒の表面に「お届け先」と書かれた太枠があります。
この中に受取人の住所と名前、電話番号を書きます。

差出人を記入する

封筒の表面下部に「ご依頼主」という枠があります。
この中に差出人の住所と名前、電話番号を書きます。

現金を入れる

宛先や差出人を書いた後で現金を入れます。
先にお金を入れてしまうと、文字の後が残ることがありますので注意しましょう。

封入する

現金書留の封筒は外側と内側に蓋があります。
封筒の裏面に、封の仕方が書いてありますので手順通りに封をします

割印か署名をする

封をしたら、左右、中心の3ヶ所に割印か署名をします。

郵便局に行き、手続きする

現金書留はポスト投函ができません。必ず郵便局の窓口から送ってください。
郵送前に内容金額を聞かれますのでいくら入れたかきちんと把握しておきましょう。

郵便料や手数料など必要料金を払い、最後に追跡番号の控えをもらえば、現金封筒の送付手続きは完了です。

現金書留でできないこと

現金書留でできないこと

料金後納はできない

郵便局の窓口で料金を支払うため、現金書留の料金後納はできません

着払いはできない

郵便局では、着払いできる荷物の種類は、ゆうパックや、ゆうメールに限ると記載されています。そのため着払いはできません。

ポスト投函はできない

料金分の切手を貼ったとしても必ず、郵便窓口もしくはゆうゆう窓口で手続きを行う必要があります。

専用封筒はオークションで買ってもOK?

ヤフーオークションやメルカリなどでも安く出品されていることがありますが、購入の上、使用しても問題ありません。

まとめ

最近は、インターネットでの振込が一般的となり、現金書留を使う機会はさらに少なくなってきました。

普段利用しないものは、分かっていると思っていても、書き方など案外忘れていることも多いものです。

お金に関することは信用問題にも関わるため間違いが許されません。
いざ送るとなったとき、焦らず送付ができるようにしっかり覚えておきましょう。

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