そのペンNGかも!封筒を書く際に適したペンとは?

封筒

郵便物を出すときに、封筒に宛名や差出人を書きますが、
あなたはどんなペンで書いていますか?

書類を書くときに使ったボールペンをそのまま使っている・・・
サインペンで書いている・・・

などなど、様々な書き方があるかと思います。

封筒に書く筆記用具は決まりがないため、じつはどれも間違いではありません
しかし、決まりがない分、ペンによる視認性や耐久性など、送る側がしっかりと考えなければなりません

そこで本記事では封筒に書くときにふさわしいペンをご説明していきます。
この機会に封筒に書くペンについて見直してみてはいかがでしょうか。

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受け取った人が分かりやすいことが大前提

受け取った人が分かりやすいことが大前提

封筒の宛名は受け取った人が見て分かりやすいことが大切です。
文字が細かったり、雨でにじんでいるものは論外。重要なことは見えやすくにじまないことです。

では、具体的にどんなペンが適しているのかご紹介していきたいと思います。

適したペン

油性のボールペン

封筒に書く場合は油性のボールペンがおすすめです。

色は黒インクを選びましょう。青色のボールペンでもいいという意見も聞かれますが、一般的には黒色の字で書くことが浸透していますので、黒色が無難です。

サインペンも可

封筒に書く場合はサインペンでもOKです。
ただし、油性のものに限ります。水性のサインペンは雨など水に濡れたときに、にじんでしまうためです。

サインペンはインクが下の紙に染みやすく、中の書類にうつってしまうことがありますので、使う場合は別の封筒で試し書きするなど、十分な注意が必要です。

ボールペンは極太を使う

油性のボールペンを使う場合は太さが1.6mmの極太タイプを選びましょう。封筒の宛名を書くときは太字を使うのが鉄則です。

極細の0.5mmや細字の0.7mmは書類に書くのには適していますが、宛名に使うと細すぎて見えづらくなります。さらに細いために色が薄く見えてしまい余計に視認性が悪くなります。

ふさわしくないペン

筆ペン

筆ペンは丁寧なイメージがありますが、水性インクのためインクがにじんでしまう可能性があります。

最近はこんなものも!

最近は油性の筆ペンも市販されているようです。封筒の宛名や差出人を毛筆で書きたいという場合は使用してみてもいいでしょう。

マジックペン

太いことと、油性の黒いペンであるというところは適していますが、太すぎて文字がつぶれてしまう可能性があります。

ペンの種類によっては、封筒から染みて中の書類に文字がうつってしまうことがありますので、使わない方がいいでしょう。

細いボールペン

油性のボールペンを選んだとしても、細い文字は読みづらくなります

太い文字ならば遠目ですぐに確認できますが、細く薄く見える文字は手元に置き顔を近づけてしっかり見ないといけません。それだけ相手の方に手間をかけてしまうわけですから、書類に書いたボールペンをそのまま使うことは避けましょう。

消せるボールペンに注意!

ボールペンの中には、こすって消すことができるタイプのものがあります。
これは熱によりインクの色が消えるため、封筒はもちろん大事な書類に書くのには適していません。

万年筆

万年筆は丁寧な印象を受けますが、インクが水性のため雨に濡れるとにじんでしまいます

万年筆用の油性インクはありませんが、にじみにくいタイプのインクがあるようです。しかし、耐水性の面でやはり不安が残りますので使用は避けた方が無難でしょう。

水性と油性ペンの見分け方

水性と油性ペンの見分け方

自分の持っているペンが油性ペンなのか水性ペンなのかわからない。という方も多いのではないでしょうか。

そこでこの章では油性ペンと水性ペンの簡単な見分け方をご紹介します。

まず、ペットボトルなどのプラスチックにペンで書きます

指やティッシュでこすって、伸びたり消えたりした場合は水性。
そうならなければ油性ということになります。

※あくまで簡易的な確認方法です。ペン自体の説明書きやWEBサイト等でも確認されることをおすすめします。

ギモンにお答え!

ホワイトボード用のペンはどうして消えるの?

ホワイトボード用のペンは油性です。ですが、白板消しや指でこすると消えますね。この理由は剥離剤が入っているから。
剥離剤の効果で表面につかないようになっているため、吹くだけでスッと消えるようになっています。

油性ボールペンの特徴

封筒の宛名や差出人の記入には油性のボールペンが適しているとご説明しました。
では、この油性ペンにはどんな特徴があるのでしょうか。

最近は書きやすさの点から水性ボールペンを使う方が増えていますが、
ご紹介する油性ペンの特徴をご覧いただき、封筒意外にもシーンに合わせて使っていただければと思います。

メリット

耐水性がある

油性ボールペンのインクは、原料に溶剤樹脂と染料が使われています。油性の溶剤を使っているため、水に強いのです。

乾きが早い

ボールペンのインクは、紙への染み込みと色素や添加剤を溶かし込みインクの溶剤が揮発することで乾いた状態になります。油性ボールペンのインクはその揮発が早いため乾きも早いのです。

書類が長持ちする

溶剤に油を使用する油性ボールペンは、耐水性があるため水に濡れてもにじんでしまうことがありません。保存しておきたい書類など大切な書類への記入に適しています。

デメリット

書き味が硬め

サラサラとかける水性ボールペンに比べ、油性ボールペンは書き味が硬く、力を入れて書く必要があります。そのため長時間の筆記をすると疲れやすくなります。

書き始めにかすれることも

インクの粘度が高いため、書き始めでかすれることがあるほか、ペン先に溜まったインクが紙についてしまったりすることもあります。

発色がよくない

見た目でパッと分かるレベルではありませんが、水性ボールペンに比べると発色がよくないと言われています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

封筒の宛名書きや差出人を書く際には、油性で太く見やすいことが大切だとお分かりいただけたと思います。

封筒の宛名を書くときは、ついつい、書類に書いたペンでそのまま書くことも多いと思います。
しかし、受け取る方は、たくさんの書類の中から必要なものを選び出したり開封の優先順位をつける際、見づらい封筒は目に入った瞬間にストレスのスイッチが入ってしまうことでしょう。

送る方の少しの手抜きが、相手の多大なる負担になることを忘れてはいけません。

封筒の宛名は、受け取る相手が一番最初に目にする場所です。

送り主の顔ともなりますので、やはり悪い印象にはしたくないですよね。

受け取った方が見やすいか見やすくないか、相手の気持ちになって書くと、今よりいい印象を残すことができるかもしれません。

次に封筒で書類を送るときには、相手の状況を想像しながら書いてみてくださいね。

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